パナソニック ホームズ株式会社

転勤引越ワンストップサービス(転勤サポート)の導入事例
【パナソニック ホームズ株式会社】

転勤引越ワンストップサービス(転勤サポート)の導入事例

DXによる業務効率化と経営戦略への貢献を同時に叶える「転勤引越ワンストップサービス」を2013年から導入。

建設・建築業
パナソニック ホームズ株式会社
名称
パナソニック ホームズ株式会社
導入先住所
大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号
ホームページ
https://homes.panasonic.com/

転勤引越ワンストップサービス(転勤サポート)

転勤引越ワンストップサービス(転勤サポート)

転勤に伴う従業員の引っ越しには、引越会社の選定から連絡・調整など数多くの作業が発生します。
「転勤引越サービス(転勤サポート)」はWEBシステムによる作業の負担軽減と、パソナ日本総務部が提携する大手引越会社の相見積もりによる価格最適化で、コスト削減も実現するサービスです。

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1963年の設立以来、多様化する人々の暮らしを支え、進化し続けるパナソニック ホームズ株式会社。事業多角化が進む中で人事戦略部は一層、経営戦略への参画を求められるようになりました。
社員のキャリアアップを見据え、DXによる業務効率化と経営戦略への貢献を同時に叶える「転勤引越ワンストップサービス」の活用について伺いました。

貴社の引っ越しをともなう転勤について教えてください

当社では、人事異動の多い4月、10月を中心に、年間で約200件の引っ越しをともなう転勤が発生しています。
近年は働き方改革の中で多様な働き方を推進しながらも、社員のキャリアアップの一環として、引っ越しの有無にかかわらず人事異動を活性化し、さまざまな経験を積んでもらうことにも取り組んでいます。

人事異動の発生時には、転勤引っ越しの手配を担当する人事担当者が非常に多忙になります。その業務負担を軽減するため、パソナ日本総務部が提供する「転勤引越ワンストップサービス」を、2013年から利用してきました。

10年以上にわたり継続利用されている理由を教えてください

2022年にパナソニックグループの再編があったことを機に、すべての社内システムを再検討する必要がありました。しかし、「転勤引越ワンストップサービス」の継続利用には迷いがありませんでした。
なぜなら、導入以来トラブルは一件もなく、不便や不満を感じる点がなかったためです。むしろ、類似の他サービスに切り替えることなく継続利用するには、どうすればよいか? を検討したほどです。

また、継続利用にあたってはコストも重要です。しかし、大切な社員に安心して引っ越ししてもらうためにも、単に安価なだけのサービスでは安心して利用できません。繁忙期でも確実に引っ越し手配をしてくれることや、トラブル時のサポート体制などの利便性をあわせて考えると割安だと考えており、長期にわたって利用しています。

サービスのどの部分に利点を感じておられますか?

写真左より人事戦略部 労政・福祉課 課長 小出圭介氏、
主幹 池村新一氏、吉川乃野子氏

このサービスは人事担当者・引っ越し対象の社員・パソナ日本総務部の三者が転勤引越WEBシステムを介してやり取りしますが、このシステムがなければ、人事担当にも社員本人にも大変な工数がかかることになります。
なぜなら社員一人の引っ越しに対して、引越会社の選定から相見積り依頼、見積内容の比較検討に加え、社員それぞれの都合に応じたスケジュール調整などの個別対応が発生するためです。

また、社員本人に引っ越し手続きを任せてしまうと、特に繁忙期は引越会社を確保しづらいために費用が高額になりかねません。これら引越会社の選定から個別の段取り、請求書発行までがワンストップで完結することに利点を感じています。

当社では、地域拠点ごとの人事業務をセンターに集約することで、業務の効率性を高めています。その一方で転勤引っ越しのような、社員の個別事情に応じた対応が必要な業務を人事で担うとなると、センター化によって生まれた効率性が損なわれる可能性があります。

また、転勤引越WEBシステムでは、会社規程に則り全国統一されたルールに基づいた転勤手続きを任せられるところも、大きな利点だと考えています。

人事担当者様や社員の方々からの、転勤引越WEBシステムの使用感はいかがですか?

まず人事担当者として使い勝手が良い点は、引っ越し対象社員のメールアドレスを登録すれば、社員・パソナ日本総務部・引越会社間で一連の手続きが完結する点です。人事担当者のタスクとしては、見積もりの適正をみて承認すること、請求書の処理を行うくらいでほとんど手間をとりません。
また、パソナ日本総務部が長年提携する複数の引越会社の中から業者選定されるため、コストを適正化できます。作業の質も高く、社員にとってもスムーズに引っ越しが完了しています。

そして社員から、操作トラブルや使用方法についての問い合わせを受けたこともありません。システムによっては、画面のあちこちにボタンがあったり、手順が複雑だったりして操作に迷うことがあります。転勤引越WEBシステムには余計な機能や表示がなく、一目でわかりやすいシンプルな点が、利用者の使いやすさにつながっていると思います。
一方、社宅探しはシステムに含まれていませんが、当社では不動産会社と提携しているため特に問題はありません。住まいに関しては社員一人ひとりの要望やこだわりがありますから、あえてシステム化しないことで、社員にとってより納得度合いの高い住まい選びができているのではないでしょうか。

引っ越しは一人に何回もあるわけではないので、ほとんどの社員が初めて使用するシステムです。中にはシステムそのものに対して苦手意識のある人もいれば、マニュアルがあっても読まないという人もいます。それでも問題なく使えているので、人事担当者としてもフォローの必要がなく助かっています。

今後の人事戦略部のありかたを、どのようにお考えでしょうか

従来の人事戦略部は、社員にフォーカスするスタンスが大きかったのですが、時代とともに、経営に参画するビジネスパートナーとしてのウェイトが高まってきました。たとえば人材の採用・育成は、人口減少時代に重要な経営課題の1つであり、人事戦略部にはこの課題への対策が求められています。

また当社は1963年の設立以来、「良家づくり」を念頭に住宅メーカーとして進化してきました。高度成長期を経て核家族化や高齢化が進み、人々の暮らしが多様化する中で、住宅建設事業だけでなくリフォームや都市開発なども視野に入れた、広域な暮らしの価値を提供していく必要があります。

事業が多角化する中で人事戦略部も、どのようにリーダーとなる人材を育成していくのか? 社員のキャリアと働きがいを向上できるような人事制度は? というように、大きく視野を広げる必要が出てきています。営業などの現場はもちろんのこと、組織全体に目を向けながら、目指す未来に向けて人事戦略部から提言することも重要な役目であると感じています。

人事戦略部も進化していくために、従来、人が行ってきたオペレーション業務の仕組み化、システム化を進めているところです。そしてシステム化を進めながら、社員を軸にした企業価値向上に取り組むことで、経営戦略へ貢献したいと思っています。

社員の転勤は、一人ひとりが多様な能力を開花させていくスキルアップの大事な機会です。転勤引越ワンストップサービスは、社員の生活に直結する引っ越しに関わる人事オペレーション業務をスムーズに仕組み化してくれており、システム化と人材育成戦略の攻守両面で有効な手段だと考えています。

※本事例に記載の情報は初掲載時(2024年3月)のものです。

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