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2026年07月22日 配信
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ドローン点検とは?活用シーンやメリット・注意点をわかりやすく解説

ドローン点検とは?活用シーンやメリット・注意点をわかりやすく解説
ファシリティマネジメント

近年、建物や設備、インフラの維持管理において、点検業務の効率化や安全性の向上が求められています。こうしたなか、高所や立ち入りが難しい場所でも点検を行いやすい方法として、ドローンを活用した点検が注目されています。

今回は、ドローン点検の概要をはじめ、注目されている背景や主な活用シーン、導入するメリット・注意点について解説します。

ドローン点検とは

ドローン点検とは、小型無人航空機(ドローン)に搭載したカメラや各種センサーを用いて、建物や設備、インフラなどの状態を確認・記録する点検方法です。従来は作業員が目視で確認していた箇所も、ドローンを飛行させることで撮影・確認できます。

ドローンには高解像度カメラのほか、各種センサーを搭載できる機種もあり、点検対象や目的に応じたデータを取得できます。撮影した画像や映像はデータとして保存できるため、点検結果の記録や報告書の作成、過去の点検データとの比較などにも活用されています。

ドローン点検が注目されている背景

ドローン点検は、建物や設備の維持管理を取り巻く環境の変化を背景に、さまざまな分野で導入が進んでいます。
ここでは、ドローン点検が注目される主な背景についてご紹介します。

設備やインフラの老朽化

高度経済成長期に建設された建物や橋梁、トンネルなどの設備・インフラは老朽化が進んでおり、適切な維持管理の重要性が高まっています。劣化や損傷を早期に把握し、計画的な補修や更新につなげるためには、定期的な点検が欠かせません。

一方で、点検対象の増加に伴い、従来と同じ方法ですべての設備を確認することは、時間やコストの面で負担が大きくなるケースもあります。そのため、点検業務の負担軽減につながる方法としてドローンの活用が注目されています。

人手不足への対応

建設業や設備保全の業界では、技術者の高齢化や人手不足が課題となっており、点検業務を担う人材の確保が難しくなっています。従来の点検では複数人での作業や長時間の現地調査が必要となることも多く、人員不足は設備管理の継続にも影響を及ぼしています。

そのため、限られた人員でも点検業務を実施しやすい方法として、ドローンの導入が進められています。

安全性向上への期待

建物の外壁や屋根、橋梁、高所設備などの点検では、高所作業や危険箇所への立ち入りが必要になる場合があります。こうした現場では、作業員の転落や事故を防ぐため、安全対策を十分に講じなければなりません。

このような背景から、危険を伴う作業をできるだけ減らし、安全性を確保しながら点検を行う方法として、ドローンの活用への期待が高まっています。

ドローン点検の主な活用シーン

ドローン点検は、建物や設備、インフラなど幅広い対象の点検業務で活用されています。点検対象によって確認する項目は異なりますが、目的に応じた機体や撮影方法を選択することで、必要な情報を取得できます。

主な活用シーンは以下の通りです。

点検対象 主な確認内容 活用例
建物・外壁 外壁のひび割れ、剥離、劣化状況 オフィスビル、商業施設、マンション
屋根 雨漏り原因の調査、破損箇所の確認 工場、倉庫、商業施設
太陽光発電設備 パネルの破損、異常発熱の検知 メガソーラー、工場屋根
工場・プラント設備 配管、タンク、煙突などの設備確認 製造工場、プラント施設
橋梁・インフラ 構造物の劣化や損傷の確認 橋梁、鉄塔、ダム

建物では外壁や屋根の劣化状況、工場では設備の状態、橋梁などのインフラでは構造物の損傷状況など、点検対象ごとに確認する内容は異なります。そのため、点検の目的に応じて適切な機材や撮影方法を選択することが重要です。

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ドローン点検を導入するメリット

ドローン点検は、建物や設備の状態を確認するだけでなく、点検業務の効率化や安全性の向上にも役立ちます。従来の点検方法と組み合わせることで、作業負担やコストの軽減が期待できる点も導入が進んでいる理由のひとつです。

ここでは、ドローン点検を導入する主なメリットをご紹介します。

高所作業の安全性向上

建物の外壁や屋根、橋梁、煙突などの点検では、高所での作業が必要になるケースがあります。従来は足場や高所作業車を使用して作業員が直接確認することが一般的でしたが、転落などの事故リスクが伴います。

ドローンを活用すれば、作業員が危険な場所へ立ち入る機会を減らしながら対象物を確認できるため、高所作業に伴うリスクの軽減につながります。

点検時間の短縮

ドローンは短時間で広範囲を飛行しながら撮影できるため、現地での点検作業を効率良く進められます。人が移動しながら確認していた箇所も一度に撮影できる場合があり、点検時間の短縮が期待できます。

また、設備の稼働停止時間を抑えながら点検を実施しやすくなる点もメリットです。

足場設置コストの削減

高所の点検では、安全確保のために足場や高所作業車を準備することが少なくありません。しかし、これらの設置や撤去には時間や費用がかかります。

ドローンで対応できる点検であれば、足場などを設置せずに実施できる場合もあり、準備や撤去にかかるコストを抑えられる可能性があります。

記録データを残しやすい

ドローンで撮影した写真や動画はデータとして保存できるため、点検結果を記録として残しやすい点もメリットです。

過去の点検データと比較することで劣化状況の変化を把握しやすくなるほか、報告書の作成や関係者との情報共有にも活用できます。

異常箇所の早期発見につながる

設備や建物は、小さなひび割れや劣化を放置すると、大規模な修繕が必要になる場合があります。定期的にドローン点検を実施することで、異常の兆候を早い段階で把握しやすくなります。

また、赤外線カメラを搭載した機体を活用すれば、外観だけでは把握しにくい異常を確認できるケースもあります。異常箇所を早期に発見し、適切な補修や保全につなげることで、設備を長期的に維持管理しやすくなるでしょう。

ドローン点検を導入する際の注意点

ドローン点検には、安全性の向上や業務効率化など多くのメリットがありますが、すべての現場で万能な点検方法というわけではありません。運用環境や法令への対応、実施体制などを踏まえたうえで導入を検討することが大切です。

ここでは、ドローン点検を導入する際に押さえておきたい主な注意点をご紹介します。

天候の影響を受けやすい

ドローンは屋外で飛行するため、天候の影響を受けやすい点に注意が必要です。強風や雨、雪などの悪天候では安全な飛行が難しくなり、点検を延期せざるを得ない場合があります。

また、霧や降雨によって撮影品質が低下すると、十分な点検結果を得られないこともあります。そのため、点検スケジュールを立てる際は、天候による日程変更も考慮しておくことが重要です。

飛行規制への対応が必要

ドローンを飛行させる際は、航空法をはじめとする関連法令やルールを遵守する必要があります。飛行場所によっては飛行禁止区域に該当したり、事前の許可・承認申請が必要になったりするケースも少なくありません。

また、人口集中地区や空港周辺、一定の高さを超える飛行などでは、飛行条件に応じた手続きが求められます。安全かつ適切に運用するためにも、飛行前には対象エリアの規制内容や必要な手続きを確認しておくことが重要です。

応急処置ができない

ドローン点検は、設備や建物の状態を確認・記録することを目的とした手法です。そのため、点検中に異常や破損が見つかった場合でも、その場で補修や応急処置を行うことはできません。

異常箇所が確認された際は、必要に応じて作業員による現地確認や修繕工事を実施する必要があります。ドローン点検は、あくまでも異常の有無や状況を把握するための手段として活用することが重要です。

自社運用には専門知識や体制整備が求められる

ドローンを自社で運用する場合は、機体の操縦技術だけでなく、関連法令への理解や飛行計画の作成、安全管理などの専門知識が求められます。また、機体の点検・保守や操縦者の育成など、継続的に運用するための体制整備も必要です。

そのため、運用体制の構築が難しい場合や専門人材の確保が困難な場合は、ドローン点検サービスを提供する専門会社へ依頼することも有効な選択肢と言えるでしょう。

ドローン点検ならパソナ日本総務部へ

ドローン点検を安全かつ円滑に実施するためには、機体の操縦技術だけでなく、飛行に関する法令への対応や適切な運用体制も重要です。また、点検後に補修や改修が必要となるケースもあるため、点検からその後の対応まで一貫して任せられる体制があると、管理業務の負担軽減につながります。

パソナ日本総務部では、「ドローン施設管理・スクールサービス」を提供しており、建物や設備の状況に応じた点検を実施しています。飛行制限の確認をはじめ、飛行に必要な許可・承認申請や関係機関への各種手続きまで一括で対応しているため、法令への対応を含めて安心して依頼できます。

また、ドローンによる点検で不具合や異常箇所が確認された場合には、改修工事や対策施工までワンストップで対応できる点も特長です。点検だけで終わらず、その後の対応まで一貫してサポートを受けられるため、複数の事業者へ個別に依頼する手間や管理負担の軽減につながります。

さらに、高所だけでなく、狭い場所や人が立ち入りにくい場所など、従来の点検では負担が大きい環境での撮影・点検にも対応しています。点検データの加工や活用に関する相談も可能なため、取得したデータを設備管理や報告資料などに役立てることもできます。

まとめ

ドローン点検は、設備・インフラの老朽化や人手不足、安全性の向上といった課題を背景に導入が進んでおり、高所や広範囲の点検において業務の効率化や作業負担の軽減が期待できます。
一方で、天候による影響や航空法などの飛行規制への対応、自社運用に必要な専門知識や体制整備など、導入時に考慮すべき点もあります。ドローン点検の効果を十分に発揮するためには、点検対象や目的に応じた運用方法を選択するとともに、必要に応じて専門事業者のサービスを活用することも重要です。

パソナ日本総務部では、建物や設備の点検に加え、飛行に関する各種手続きから点検後の改修工事・対策施工までワンストップで対応しています。ドローン点検の導入をご検討中の方や、建物・設備の維持管理を効率化したい方は、ぜひパソナ日本総務部のサービスをご活用ください。

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